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展示棟鑑定書





「住まい」は、人生最大の買い物と言えるものです。その人生最大の買い物を選ぶ判断基準として、総合住宅展示場へ行き、実際に出来上がっている建物を目で見て、手で触って確かめる事が必要です。
でも、色々ある展示棟を見て、何を基準にどう判断したらいいのかよく分からないのもまた事実です。
そこで、失敗しない住まいづくりのためにも役立てていただきたいポイントを17項目にまとめてみました。この17項目を参考に冷静な眼で展示棟を鑑定してみてください。


●ポイント1
 樋を見ればその会社の設計配慮がわかる!
ついつい間取りばかりを気にしてしまったのか、あるいは外観のデザインまで気が回らなかったのか、チグハグな印象の住まいをよく見かけます。典型的な例としては、上下階の窓の位置が揃っていないこと。美しさという点ではもちろん、窓を避けるために縦樋を曲げるなどの処理が必要になり、樋の排水という面からも、決して良いこととはいえません。展示棟の外観を見るときには、ぜひ縦樋の取り付け方を確かめてください。その会社の総合的な設計配慮がよくわかります。

●ポイント2
 玄関タイルの割り付けを見れば、施工のキメ細かさがわかる!
住宅建設に関して、住まいづくりのプロが注意を払うのは、間取りの設計ばかりではありません。施工工事で一つひとつの部材がきれいに納まっているか、しっかりと気を配ることも大切な仕事です。そうした現場での品質管理力がすぐれているかどうかは、玄関のたたきのタイル割りを見るとわかります。タイルが中途半端に切られて割り付けられているようでは、画龍点晴を欠いた施工管理といえるでしょう。また見映えばかりでなく、捨てるタイルが出るのは、資源のムダといえます。

●ポイント3
 玄関ドアを閉めれば、部品選びの気遣いがわかる!
玄関は、その家の顔というべき場所。風格のある大きなドアは、多くの展示棟に設置されています。チェックしたいポイントは、安全面を考慮した、機能的なドアを採用しているかどうかです。例えば、手を放して玄関ドアを閉めてみてください。バタンと勢いよく閉まるドアはもってのほか。隙間が残り15cm位になったらスピードがゆるくなるようであれば、安全で静かなドアです。バリアフリーのことも考えたら、ドアの下の框の段差が2cm以内になっているかもポイントになります。

●ポイント4
 サッシをつかめば、住まいの質の高さがわかる!
北米では、よい家族が住むよい住宅を指して、laughing window(=”窓が笑っている”)といいます。これは、窓だけは簡単に取り換えることができないという理由から。つまり住宅の品質の善し悪しは、窓を見て判断しているのです。例えば中桟の付いているサッシは、安物の場合が多いようです。展示棟では、ぜひ窓を開けて、枠を片手でつかんでみてください。厚さと幅が女性では持ちきれないくらいのサッシは、上質なものです。ただし標準仕様のものかは、しっかり確認しておきましょう。

●ポイント5
 使われている色を数えれば、わが家らしさを楽しめるかがわかる!
日本には古来より「捨色」という言葉があるように、インテリアの配色は、できるだけ色の氾濫を抑えることを基本としたいものです。そうでなくても、カーテンや照明、家具などによって、色が増えていくのです。展示棟のインテリアを見る際には、しつらえてある家具などを除いて、壁・床・天井やサッシ・枠材などのコーディネイトに何色使っているかを、ぜひ数えてみてください。2〜3色程度の、なるべく色数の少ないインテリアほど、住む人の趣向が生かせる住まいになるといえます。





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