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住宅「建て時の見極め方」(序章)




●あなたが家を建てるには、いくら必要なのでしょう。


家を建てるなら、こんな生活がしたい。こんな設備が欲しい。将来のことを考えると、夢はふくらむばかりでしょう。では、具体的にどれほどのお金が必要なのか、ご存じですか。なんとなく欲しいと思っているだけでは、いつまでたっても家は実現できません。ここでは、住宅金融公庫のデータをもとに、平均的な予算を知るための計算式をご用意しました。計算しながら、必要な広さ、建築費がわかります。さっそく、始めてみてください。

1)まず、必要な広さを求めます。

家族の人数
家族1人当たりの平均的な床面積
必要な広さ
(  ) × 10.5坪 [34.8m2] (  )
※住宅金融公庫の1997年度データを参考に設定。これは、あくまで平均的な数値を出すための計算式であり、実際とは異なります。
2)次に、広さから建物本体の建築費を計算します。

必要な広さ
床面積1坪当たりの平均的な建築費
建物本体の建築費
(  ) × 49.3万円 (  )万円
※床面積1坪当たりの平均的な建築費は、地域により大きな差があります。
3)さらに、付帯工事費などを含めた総建築費を出します。

建物本体の建築費
付帯工事費・家具・インテリア・エクステリアなどで約20%ほどかかります
必要な予算
(  )万円 × 1.2※ (  )万円 ・・・A
※住宅金融公庫の1997年度データを参考に設定。これは、あくまで平均的な数値を出すための計算式であり、実際とは異なります。


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●あなたには、どれぐらいの資金力があるでしょうか。


建て時を知るうえで、次に必要なのが、自分自身の資金力を知ること。「いくらまで借りられるか」ではなく「いくらまでなら返済できるか」。それを算出するための計算式を、2種類ご用意しました。現在のあなたの収入から、毎月の家賃から、計算してみてください。

まず収入から資金力を判断してみてください。

住まいづくりの資金力を知るための最も基本的な方法が、こちらです。世帯主となるあなたの現在の年収から、どれだけのローン借入が可能なのか。下の計算式に当てはめてさっそく算出してみてください。

1)まず、年収から可能な年間返済額を求めます。

あなたの年収
返済負担率は仮に年収の25%と設定しました
年間返済額
(  )万円 × 0.25 (  )万円

2)次に、年間返済額からローン借入可能額を出します。

年間返済額
100万円当たりの年間返済額
ローン借入可能額
(  )万円 × 5.06万円 (  )万円 ・・・b

注)ローン借入可能額は、一般的な住宅ローン固定金利のもので、金利3%、ボーナス時返済なし、30年返済の場合の計算です。


毎月の家賃からも資金力がわかります。

現在アパートや賃貸マンションにお住まいの方は、年収からのほかに、現在毎月支払っている家賃・駐車場代からも、資金力を算出することができます。こちらも、家賃や駐車場代の値上がりを考慮したうえで、やはり平均的な値が出るように設定しました。ぜひご活用ください。

1)まず、毎月払っている家賃から月額返済額を求めます。

毎月の家賃


毎月の駐車場代


月額返済額の目安
(  ) × 1.1※ (  ) × 1.1※ (  )

2)月額返済額の目安からローン借入可能額を出します。

月額返済額 ローン借入可能額
8万円 1,900万円
10万円 2,370万円
12万円 2,850万円
14万円 3,320万円
16万円 3,800万円
18万円 4,270万円
20万円 4,740万円

-----------> ローン借入可能額

(  )万円・・・b'

※値上がり・保証金等を考慮して1.1倍。
(注)月額返済額の端数については、1,000円につきローン借入可能額20万円を足してください。
(注)ローン借入可能額は、一般的な住宅ローン固定金利のもので、金利3%、ボーナス時返済なし、30年返済の場合の計算です。
bもしくはb'の大きい方に、自己資金を加えた金額が、あなたの

資金力(  )万円・・・Bです。


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●いかがでしたか。資金のことがわかりましたか。


必要な予算A=&<資金力Bという方は・・・

資金的な条件が、とりあえずそろっているといえます。このような方は、いつでも住まいづくりを始めることができます。問題は、建て時をどうするか。それを判断するために、このホームページを十分に活用してください。たんに資金的な面からだけでなく、子育てや同居を含めたトータルな視点から、あなたに合った建て時がわかるようになっています。そのうえで、住宅展示場に足を運ぶなど、一歩踏み込んだ情報を集めるようにしてください。


必要な予算A>資金力Bという方は・・・

資金力が不足している場合でも、これからの住まいづくりを考えると、やるべきことはたくさんあります。そのための情報を、このホームページには豊富に盛り込んであります。まずは、第2章をじっくりご覧ください。若い夫婦でもムリなく建てる方法や、親からの協力を得て建てる方法、先を見据えた有利な積立のこと。建て時を待つのではなく、建て時を自分でつくり出していくためのノウハウがたくさんあります。ぜひ、十分にご活用ください。


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●ここまでは、よくある話。もっと大切な話があります。


必要な予算と資金力をチェックしていただきました。これは、建て時を見極めるうえで最も初歩的なことであり、最低限必要なことでもあります。しかし、あくまで概略を把握できるだけ。これだけで建て時を決めると間違いのもとだということを、ぜひ理解してください。予算も資金力も、過去のデータをもとにしていますが、実はそのデータに問題があるのです。なぜなら、データには「失敗だった」「不満が残る」という家づくりも含まれているからです。例えば、いまだに住まいへの不満の代表にあげられる収納の問題。公的機関が推奨する収納率(ex.優良工業化住宅の規定)を満たしている場合でも、入居者の不満は後をたちません。(原因は、予算と資金力のことも含め、世間一般の過去の事例だけにならい過ぎたためだと推測できます)。では、成功させるにはどんな視点を持てばいいのか。そして、どのように建て時を判断すればいいのか。これから、いよいよご紹介します。


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