外界の気象が地中温度に大きく影響するのは、地表から約30cmの深さまでで、地中約10mの深さでは、約18℃と年間を通じて一定しているといわれます。 一定した地中温度の影響を大きく受け、しかも熱損失の少ない地下室は、夏は涼しく、冬は暖かい、快適な生活空間を実現します。
極めて防音性が高いことも、地下室のメリットの一つです。 壁の外は大地ですから、理想的な防音室といえます。 騒音環境の中でも、静かでしかも外部からの視線を気にすることない空間を楽しめます。そのため真夜中でもご近所への迷惑を気にせずに、オーディオを聴いたり、ピアノなどの楽器を練習することも可能です。
湿気は適切な施工や換気で解消できます。 またプランを工夫することで、太陽光や爽風を取り入れることもできます。 たとえば、地下の庭(サンクンガーデン) や採光スペースとなるドライエリアを設けることで、採光、通風のほか解放感も演出できます。 安定した室温、静けさといった地下室の良さを味わいながら、地上の居室とほとんど変わらない居住性を確保することもできます。
2階建てのプランに1フロアを増やす場合、3階に比べて地階は、動線の面で生活しやすいプランとなります。 なぜなら玄関などの生活の中心となる一階から別の階への移動が1フロアで済みますから、毎日の家事をこなす奥さまやご高齢の方にとっても、暮らしやすい住まいとなります。