「車いじりができるガレージハウス」を導入しよう

掲載日:2015/12/01

更新日:2020/07/03

  • 自宅と一体化したガレージで車いじりをしたい
  • 自宅とガレージを行き来するのが面倒

こうした望みを持ちながら住宅建設を始める方は大勢います。「ガレージのある家」を実現するためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

ガレージハウスを導入するメリット

ガレージのある家をつくるときに問題となるのが、建物と独立したガレージをつくるか、それともガレージと一体化した家をつくるかです。ガレージと一体化した家は、「ガレージハウス」、あるいは「ビルトインガレージ」などと呼ばれています。

ガレージハウスのメリットをいくつかご紹介しましょう。まず、雨の日は車と家とを行き来するのが楽になります。買い物袋を抱えながら傘を指して玄関に走る必要はありません。また、小さいお子さんがいるご家庭では、車と家との間を行き来するときも注意して見守る必要があります。子どもは好奇心旺盛なので、素直に車に向かわず、途中で遊び始めてしまうこともあるでしょう。ガレージハウスであれば、家と車の距離が独立型ガレージよりも短くなるので、「子どもが道草を食ってなかなか出発できない」ということ自体を防ぐことができます。もっと直接的なメリットとしては、四方がカバーされているため、雨風から車を守ることが可能です。

ガレージハウスを導入するデメリット

では、ガレージハウスのデメリットを見ていきましょう。ガレージハウスは通常、1階部分をガレージ、2階部分をリビングなどの生活空間として設計します。そのため、「生活空間に行くのに毎回階段を登らなければならない」のが難点です。ガレージの中でエンジンをかけることで、「騒音がうるさいのでは?」、「排気ガスがリビングまで臭うのでは?」といった心配もあるでしょう。また、「ガレージ」ということで1階部分を強固な構造にしなくてはならなくなるため、コストがかさんでしまうのも問題です。

ガレージハウスで「理想の暮らし」を実現しよう

メリットとデメリットを比較してもガレージハウスにするべきか否か判断がつかないという方は、原点に帰って「なぜガレージが必要なのか」もう一度よく考えてみましょう。

ガレージハウス最大の利点は「家にいながらにして車いじりができる」ということです。

ガレージを単なる「車の保管場所」と考えているのであれば、無理をしてガレージハウスにする必要はありません。一方、「自分の趣味のための空間としてガレージハウスがほしい」という方は、ガレージハウスを導入する、強い動機があるといえるでしょう。

ガレージハウスを検討するときは、純粋に設備としての利便性を比較するだけでなく、その設備を使って「自分がどんな暮らしをしたいか」をよく考えてみてください。そうすることで、単に便利なだけの家ではなく、暮らしぶりに満足できる理想の家が近づくはずです。