家のインテリアを邪魔しない手すりを設置するには?

特集 永く住み続けられる家

高齢者が安全に、安心して過ごすために必要な手すり。今は必要なくとも将来的には必要になるかも...と考えている方も多いでしょう。しかし、一般的な家具に比べると、手すりは少し特殊なものと感じられるかもしれません。インテリアとの兼ね合いはどのように考えるべきなのでしょうか。

  • 手すりは必要なのだが、インテリアを考えるとどんなものにすればいいのか迷う
  • 家の雰囲気を損ねない手すりをつけたい

こういった悩みを解決するため、インテリアも重視した手すりの選び方について考えてみましょう。

そもそも家を建てる段階で手すりをつける必要はあるの?

手すりの必要性を感じている方の中には、「手すりは必要になってからつければいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし、後から手すりをつけるとなると、一度貼った壁紙を削ったりはがしたりする必要もでてきます。また、手すりをつけても人が作業をするのに十分な広さがあるか、壁の材質によっては手すりをつけることが可能なのかといった検証が必要になることもあります。家を建てる段階で手すりの設置を考慮したほうが、家を傷つけることもなく、余分な工事の必要もなくなるのです。

インテリアを邪魔しない手すりの色、材質

では、階段につける手すりはどんなものがよいのかを考えてみましょう。手すりの材質は木製、合成樹脂、金属などがあります。木目が見える木造住宅であれば木製の手すり、金属のインテリアに囲まれた家であれば金属、というふうに家の雰囲気に馴染む材料を選ぶといいでしょう。どんな材質のものを設置するにせよ、見栄えだけでなく、手で握ったときの感覚なども重視しましょう。その点、木製は独特の柔らかさがあり、年配の方にも人気があります。

手すりの色選びも同様に、インテリアを意識するなら階段や周囲の壁と同系列の色を選ぶとよいでしょう。そうすれば周囲の色と自然に溶け込みます。

色のコントラスト(暗さ・明るさの違い)を楽しむのもいいでしょう。たとえば、壁や階段が薄めの色、その周囲の床や窓のサッシに濃い目の色が使われている場合をイメージしてみてください。このとき、手すりの色をあえて壁や階段ではなく、床や窓のサッシの方に合わせてみるのです。薄めの色の中に濃い目の色の手すりをおくことで、色が浮いてしまうのではないかと心配になるかもしれません。しかし、少し手すりから離れてみれば、床やサッシも含めて周囲全体で色が調和していることがわかります。コントラストを意識した色選びでは、周囲全体で見て使用されている色を使うので、手すりだけが不自然に浮いてしまうということもありません。

手すりは階段だけにあれば十分?

手すりは階段のような段差を上る際の補助をしてくれるものですが、補助が必要になるのは階段だけではありません。家の中での動きを考え、階段以外の場所にも手すりをつけることを考えてみましょう。

たとえば、玄関に手すりがあれば靴の脱着の際に役立ちますし、トイレでは足腰の負担を減らすことができます。特に「立ち上がる」という動作は高齢になるほど負担も大きく、場合によってはめまい・たちくらみなどを起こして危険な場合もあります。手すりは動きを簡単にするということのみならず、高齢者の日々の安全を守るものでもあるわけです。トイレや玄関に加え、滑りやすい浴槽にも手すりが必要です。脱衣所から浴室に入る場所、湯船に入る際につかまる場所の2か所に設置しましょう。


ここまでご紹介してきたとおり、手すりには主に2つの役割があります。ひとつは言うまでもなく、室内の通行を楽にすること。手すりを設置することで、特に高齢の家族は日々の生活が楽になります。また、自分が将来歳をとり、体が衰えた場合にも役に立つでしょう。

もう一つは、家のインテリアとしての役割です。周囲の色合いや質感から浮いてしまう「取ってつけたような手すり」では、せっかくの室内の雰囲気が台無しになってしまいます。

捕まる場所としての利便性と、インテリアとしての兼ね合いを両立させる手すりこそが、住まいにとってほんとうに役に立つ設備なのです。

家の雰囲気にあった手すりを設置することで、室内の雰囲気を保ち、安全・安心・健康な暮らしを実現できる。

カタログ請求はこちら
カタログ請求はこちら

人気記事

おすすめ記事

カテゴリー別記事

建材選び

外観

内観

間取り

外構

工法と設備

土地選び

ハウスメーカーの選び方

その他