マンション派・建売住宅派の方も一度は注文住宅の検討をした方がいい理由

住宅購入を検討する際、一般的に選択肢は「マンション」「分譲(建売)住宅」「注文住宅」の3つになります。この中でマンション派の方と分譲住宅派の方は、注文住宅を選択肢に入れない傾向があるようです。しかし、それはもったいない話です。今まで「注文住宅なんて無理」と考えていた人は、ぜひ本コラムを読んで検討し直しましょう。

マンションと注文住宅の価格を比較

まず、マンション派と分譲住宅派の方が、なぜ注文住宅を敬遠するのかを考えてみましょう。その理由は個人によってさまざまなはずです。しかし、おもな理由は、マンション派の方は「価格」と「駅からの距離」、分譲住宅派の方は「価格」ではないでしょうか。

実はここに誤解があります。マンションの場合は、オリンピック需要や少子高齢化による職人さん不足などから、建築費・人件費が高騰しています。さらに最近はマンションに向いた広い土地の取得が困難なことなどから地価も上昇し続けています。これを背景にマンション価格も上がっています。たとえば、2015年5月の首都圏新築マンション平均価格は4812万円(不動産経済研究所調べ)でした。それが2018年2月には6128万円になっています。わずか3年弱で約1300万円も高くなっているのです。

一方で注文住宅の場合は、大手ハウスメーカーを中心に専属の職人さんがいるケースが多いので、人件費にそれほど変化はありません。地価もマンション用地ほど競争が激しくないため、比較的安定している状況です。また、最近は空き家が増えていることから、古屋付き土地も視野に入れれば、想定外のお宝物件に出会えるかもしれません。このような理由から、駅に近い土地を購入して注文住宅を建てても、広さと地形によってはマンションと同等の価格帯にすることは不可能ではないのです。

分譲住宅と注文住宅の価格を比較

分譲住宅の価格は、一般的に同じ場所に建てた注文住宅よりも安価といわれています。これはある意味正解でしょう。確かに何も工夫をせずに注文住宅を建てれば、多くの場合、分譲住宅よりも高額になります。

そのおもな理由は2つあります。1つは、注文住宅の標準的な内外装部材やキッチンなどの設備のほとんどが、分譲住宅よりも高いグレードだからです。したがって、たとえ注文住宅でも使用する部材や設備のグレードを下げれば、建物自体の価格差は縮まります。グレードを下げるといっても「安かろう、悪かろう」というわけではありません。品質は、ハウスメーカーの担当者などと相談しながら選べば間違いないはずです。そして何より自分の好みのデザインを選べるという、ほかの住宅にはない魅力があります。

もう1つの理由は、分譲住宅の土地は、専門会社が一括購入をするなどで比較的安価に仕入れているからです。しかし、不整形地や狭小地などを見つければ、思いのほか安価に購入することができます。不整形地とは、四角形以外の土地。例をあげると台形やL字型のいわゆる旗ざお地などです。このような地形の土地は、比較的人気がないので相場よりも安価に購入できるのです。人気がない=住みにくいと思われがちですが、たとえば旗ざお地の場合は、「道路からの視線が気にならない」「外からの騒音が入りにくい」といったメリットもあります。

また、狭小地の場合でも、3階建てにして広さを確保し、2階にリビングを設ければ、同じ地域で1階にリビングがある分譲住宅よりも明るく快適に暮らせる、といったことが多々あります。

このように、さまざまな土地と家族の好みに合わせて建てられるところが、注文住宅の魅力です。しっかり設計担当と話し合えば、多くの場合、土地のデメリットをメリットに変えることができるでしょう。

それぞれのメリット・デメリットを整理する

以上のように注文住宅は、工夫次第でマンションや分譲住宅に近い価格帯で購入可能です。つまり、マンションのように駅の近くに住むことも夢ではないのです。

とはいえ、買いたい家の条件は、価格と駅からの近さだけではない人がほとんどのはずです。そこで、もし「注文住宅」「マンション」「分譲住宅」で迷ったならば、一度それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

たとえばそれぞれのメリット・デメリットには次のようなものがあります。

注文住宅

メリット
  • 好きな工法や部材を選べる
  • 家族の生活動線に合った間取りにできる
  • 好みのデザインにできる
デメリット
  • 打ち合わせに時間と労力がかかる
  • 竣工まで総費用が分からない
  • 竣工まで日当たりや風通しが分からない

マンション

メリット
  • 高層階なら眺めが良い
  • 共用部分は管理組合がメンテナンスしてくれる
  • 鍵1本ですべての戸締りができる
デメリット
  • 下の階や隣との騒音トラブルが多い
  • 管理組合での意見統一が難しい
  • 管理費や駐車場代などの定期的な出費がある

分譲住宅

メリット
  • 打ち合わせに時間と労力を奪われない
  • すぐ入居できる
  • 価格が確定している
デメリット
  • 家族の生活動線に合わせた間取りではない
  • 好みのデザインのものを探すのは難しい
  • 建築過程をチェックできない

各メリット・デメリットを効率よく整理するには?

それぞれのメリット・デメリットは、このほかにもたくさんあります。一般の人が整理するには、難易度が高いのではないでしょうか。そこで、当サイトの「あなたは、一戸建て派? マンション派?」ワークシートと「あなたは、注文住宅派?分譲住宅派?」ワークシートを利用すれば便利です。これらのワークシートは、それぞれのメリット・デメリットの項目を確認できるだけでなく、優先順位をつけることで自分が「注文住宅派」「マンション派」「分譲住宅派」のどれか分かるようになっています。これを利用すれば今まで「自分はマンション派だ」と思っていた人も、実は注文住宅派だったことに気づくかもしれません。もちろん、逆もあり得ます。後悔しない住宅購入のために、ぜひご利用ください。

家を買うなら先入観を持たずに、一度は「注文住宅」「マンション」「分譲住宅」を同時に比較検討してみましょう。今まで気づかなかった家への価値観が見つかるきっかけになるかもしれません。

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