住宅で使われる「機能ガラスの種類と特徴」 | 注文住宅展示場.com

住宅で使われる「機能ガラスの種類と特徴」

掲載日:2015/09/30

更新日:2020/07/03

家の中にいながら外を眺めることができる「窓ガラス」は、我々の住まいに彩りを与えてくれる大切なアイテムです。新しい住まいを建てるのなら、窓ガラスも頑丈で優れた性能を持った種類を選びたいところ。住宅に使われる窓ガラスには、いったいどのような種類があるのか見ていきましょう。

窓ガラスに求められる強度・防音・防犯機能

窓ガラスは文字通り、ガラスが使用されています。ただのガラス板だけでは、一般的に強度はあまりありません。少しものがぶつかっただけで簡単に割れてしまうこともあります。

  • 台風や竜巻で飛ばされたものがあたって、窓ガラスが割れてしまった
  • 窓ガラスが薄すぎて、近所の騒音が丸聞こえになってしまう
  • 空き巣などが窓ガラスを割って侵入してこないか心配

こういった悩みを抱えている方も多いでしょう。

言い換えると、窓ガラスにはしっかりとした「強度」と、音の出入りを遮断する「防音」、犯罪を防ぐ「防犯」といった機能が備わっているのが好ましいということになります。

住まいの性能を高める「機能ガラス」

住まいの性能の向上が期待される中、製造段階から特定の機能をもたせることを目的に造られた機能ガラスの需要が高まっています。

たとえば、高圧・急冷処理によって造られる強化ガラスは熱や風、衝撃に強く、強い風による飛来物が当たっても、一般ガラスより割れにくいというメリットがあります。2枚のガラスをフィルムで挟んで造る合わせガラスは、封入されるフィルムによってさまざまな機能を加えられるのが特長。振動を遮断するフィルムを封入すれば防音効果を、割れにくいフィルムを封入すれば防犯効果を持たせることが可能です。

これからの住まいに欠かせない窓ガラスの断熱性能

エコライフが注目されるなかで、住まいの断熱性能は今や必須と言えるでしょう。実は、窓は屋内の中で「最も熱が出入りしているところ」。夏の暑い時期には、屋外から流入してくる熱の7割が、窓を経由して入ってくるといわれています。逆に、冬の寒い時期には、屋内でつくられた熱の6割が、窓ガラスを経由して屋外に出ていってしまうので、住まいの快適性を保つためには、ガラスの性能を高める必要があります。今や2枚のガラスで空気を挟むペア(複層)ガラスは当たり前、ガラスを3枚使用するトリプル(複層)ガラスも普及しています。

ガラスの間に特殊な金属膜をコーティングしたLow-E複層ガラスは、この複層ガラスの性能をさらに向上させた製品。遮熱性を高めた遮熱複層ガラスと、断熱性を高めた高断熱複層ガラスがあり、住まいの地域や窓の方角、室内の用途などに合わせて使い分けることでその性能がより発揮されます。複層ガラスの間に不活性ガスを挟んだタイプも登場し、性能はさらに向上。Low-E複層ガラスを使用することで家の断熱性能はぐんと高まります。

温暖化が進む最近の日本では、断熱性能の高い機能ガラスの需要がさらに高まっています。夏は太陽の暑い日差しを和らげ、室内の冷房がつくり出した冷気を室内に保ち、一方、冬には太陽の暖かい日差しを取り入れ、暖房器具が生み出す暖かい空気を室内に留める機能ガラスは、これからの家づくりに欠かせない存在です。

現代の窓ガラスは進化を続けており、さまざまな役割を果たすことができます。住まいの窓ガラスを選ぶときには、自分がどのような暮らし方をしたいのか、という視点から考えてみてください。