空き巣被害の7割が集中する、窓の有効な防犯対策とは?

内装工事(イメージ)

掲載日:2016/02/03

更新日:2020/07/03

空き巣の7割が「窓から侵入する」という事実をご存知でしょうか。このことを知れば、住まいの新築を考えている人にとって、窓の防犯対策がいかに重要な意味を持つかをご理解いただけると思います。

今回は、

  • 空き巣が窓から侵入するのを防ぎたい
  • 窓の防犯対策をどうしたら良いか知りたい

という方のために、家づくりでできる窓の防犯対策について考えてみます。

防犯サッシや補助錠で侵入者を防ぐ

窓の防犯対策で、最もわかりやすい方法は防犯効果の高い窓ガラス・サッシを採用することです。「防犯サッシ」「防犯ガラス」として販売されているもので、特に警察庁によって防犯性能を保証されている「CP認定製品」を採用すれば、より効果が期待できるでしょう。

それ以外は、補助錠や面格子といった部品を窓に取り付けるという方法があります。補助錠とは、通常の開閉用の錠に加えて取り付ける追加の錠です。窓を開閉するのに少し手間がかかるようになります。面格子は窓の外側に取り付ける格子で、窓からの侵入は格子を取り外さない限り難しくなります。このほかにも、二重窓にする方法も考えられます。

「侵入を諦めさせる」対策も必要

ここまでご紹介してきた方法は、いずれも効果的ではありますが、決定的な防犯対策とはいえません。なぜなら、「空き巣に侵入をためらわせる方法」という枠にとどまっているからです。

窓を防犯サッシや二重窓に変えておけば、確かに空き巣に侵入をためらわせる効果はあるでしょう。しかし、手慣れた空き巣は、十分な「見返り」があると判断して、あえてそうした「防犯意識の高い家」を狙うという可能性もあります。旅行などで家を留守にしている時間が長い場合は、時間をかけてじっくりと窓を突破され、被害にあってしまう可能性もあります。

そこで、侵入自体を断念させる「決定的な対策」が必要なのです。

防犯ブザーがあれば、窓が突破されても侵入を断念させられる

防犯対策を施した窓を突破してくるような空き巣に対して有効な「決定的な対策」といえるのが「防犯ブザー」です。やっとの思いで窓を突破しても、その瞬間、大音量の警報が侵入者を出迎えることになります。そうなれば、もうどんな空き巣であろうと、侵入を諦め退散するほかはないでしょう。

窓の防犯対策で侵入への時間を稼ぎ、そのあとに防犯ブザーという決定的な対策を施しておくという、二段構えの対策によって、住まいの安全をより高めることができるのです。

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