失敗しない室内ドアの色の選び方とは?

掲載日:2016/03/18
更新日:2020/07/03
住まいのイメージを大きく左右する要因のひとつが「色」です。壁や床、サッシなどいろいろなものの色を決めなくてはいけませんが、今回は室内ドアの色の選び方をご紹介したいと思います。
- 室内の色彩コーディネートは綺麗に揃えたい
- 住まいが美しく見える彩りを選びたい
このようなお悩みを解決するには、一体どうしたらいいのでしょうか?
すべての室内ドアの色を統一する
ひとつ目のポイントは、「ドアの色を部屋ごとに変えるべきか? それとも同じにするべきか?」ということです。結論から言ってしまうと、すべてのドアの色を統一することをおすすめします。
同じ住まいの中で使われる建具は、統一感がなければなりません。すべてのドアの色をいちいち変えていたのでは統一感は生まれませんし、色選びがますます難しくなります。
もし、「一箇所だけでもいいから、どこか色を変えたい」という方は、リビングドアの色を変えるといいでしょう。リビングは家族全員が集う場所であり、使う機会が最も多いであろう部屋です。ワンポイントで色を変えることで「特別な空間」として印象づけることが可能になります。これは統一感を出すこととは別の狙いですが、有効なカラーコーディネートの手段です。
幅木・窓枠などの建具と室内ドアの色を揃える
住まいのカラーコーディネートの基本は、「面積が大きいものから先に色を決めていく」ということ。室内について考えるのであれば、最初に床や天井、壁紙の色を選び、続いて室内ドアや幅木、窓枠といった建具の色を決めていくことになります。
二つ目のポイントは、「色は幅木や窓枠などと統一する」ということです。これは「大きさが同じような建具は、色を揃えると統一感が出る」のが理由。たとえば、壁紙が白であれば、室内ドア・幅木・窓枠は茶系の色、というふうにすると、住まい全体の色合いがすっきりと収まります。
色の選び方に「正解」はない。写真サンプルで比較を
「この色にしたい!」という目当ての色がある方なら、今までの説明を聞いて内装の色をうまくコーディネートすることができるでしょう。しかし、なかには「そもそも何色を選んだらいいのかわからない。どんな色にしたら無難なの?」という方もいると思います。
そこで、「室内ドアには◯◯色がおすすめ!」とご紹介したいのですが、話はそう簡単ではありません。なぜなら、色選びには「これ」という正解がないからです。色の良し悪しはあくまでも最後は家に住まう人の感性によるものなので、「正解」は家を建てる人にしかわかりません。
では、自分で色を決められない人はどうしたらいいのでしょうか?ひとつの方法としては、さまざまな家の内装写真を比較して、自分が「いいな」と思えるものをピックアップしていく、というやり方があります。気に入った色合いのものがいくつか見つかったら「こういうカラーリングにしてほしい」と施工業者に相談してみましょう。
色選びは、最終的には感覚の世界です。自分の感覚を信じて後悔しない家づくりを進めてください。