住まいの省エネと快適さを実現してくれる「スマートハウス」とは?

掲載日:2015/12/21

更新日:2020/07/03

家づくりを検討している方なら、「スマートハウス」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。スマートハウスとは、太陽光発電など複数の設備を組み合わせて省エネ化を実現した家のことです。

今回は、

  • スマートハウスとはどんなものなのか気になる
  • 環境に配慮した家づくりがしたい

と考えている方のために、スマートハウスの仕組みとその利点をご紹介します。

スマートハウスとは、最新テクノロジーを結集した「省エネの家」

スマートハウスは、「太陽光発電」、「家庭用蓄電池」、「HEMS(電力見える化システム)」という3つのシステムを組み合わせることでつくられています。まずはそれぞれのシステムについてご説明しましょう。

太陽光発電は、建物の屋根や壁面にとりつけたソーラーパネルによって、太陽光から電気をつくりだす設備です。今や住宅についているのが当たり前なほど定着した設備なので、ほとんどの方がスマートハウスとは関係なく知っていると思います。

家庭用蓄電池は、一般的な充電池と同じように電気を一時的に貯めておくことができる設備です。たとえば、「電力料金の安い夜間に電気を貯めておき、昼になったら使う」ということができるので、光熱費の削減が期待できます。また、停電時には非常用電源として役立つ設備です。

HEMS(電力見える化システム)は、最も馴染みの薄いものかもしれません。家の中には、さまざまな家電があり常時電力を使っています。HEMSは、「電力見える化」という言葉の通り、各家電がどれだけ電力を消費しているか管理し、わかりやすく知らせてくれる設備です。家電の消費電力がわかれば、節電意識が高まり、電気の無駄遣いを減らせます。

3つの設備を組み合わせて相乗効果を発揮させる

太陽光発電、家庭用蓄電池、HEMSは、単体でも十分有用な設備です。しかし、それぞれの設備を組み合わせることによって、良い相乗効果を発揮できます。

たとえば、太陽光発電に家庭用蓄電池を組み合わせた場合のことを考えてみましょう。昼間は、電気料金の安い夜間に家庭用蓄電池が蓄えた電気を使うことになります。しかし、同時に太陽光発電は日光の供給を受けるので、発電することが可能です。電気の消費量に対して供給量が多くなるので、余った電気は電力会社に売電して利益を得ることができます。

さらに、ここにHEMSが加わったとしたらどうなるでしょうか? 家電の消費電力を管理し、電気の無駄遣いを減らすことによって、さらに売電できる電気の量が増えるはずです。このように、3つの設備を組み合わせることによって、それぞれの長所を活かせるのがスマートハウスの利点です。

スマートハウスは省エネに役立つだけでなく、暮らしを便利にする。

スマートハウスの利点は、単に省エネに役立つだけではありません。カギを握るのはHEMSが持つもうひとつの機能、家電を遠隔操作する仕組みです。これを利用すれば、

  • 外出先からエアコンを付ける
  • 家の外から電動シャッターを開ける
  • 帰宅前にお風呂にお湯をはっておく

といったことができるようになります。もちろん、HEMS単体で使ったとしても便利な機能ですが、スマートハウスの中で3つの機能を組み合わせるほうがよりメリットが大きくなります。

スマートハウスは省エネのための設備です。しかし、省エネだけでなく生活を便利にしてくれる働きを持っていることも忘れないでください。

スマートハウスを採用すれば、省エネによる自然環境に配慮した暮らしと、家電遠隔操作による快適な暮らしを実現できる。