調査で見る「住宅展示場へ行くきっかけや情報源は?」
―総合住宅展示場来場者アンケート2020(4)

掲載日:2021/05/24
住宅生産振興財団と住宅展示場協議会では、毎年全国の総合住宅展示場に来場した方を対象に「総合住宅展示場来場者アンケート」を実施しています。
本シリーズでは2020年の調査の内容を詳しく見ていきます。
第4回は「住宅展示場に行くきっかけと家づくりの情報源」についてです。
調査概要
目 的: | 総合住宅展示場来場者の住宅計画および総合住宅展示場の利用実態等を分析・把握すること |
時 期: | アンケート依頼 2020年8月21日~9月22日 |
アンケート回収 2020年8月29日~10月5日 | |
集 計・分 析 2020年10月6日~11月2日 | |
調 査 方 法: | 全国32の総合住宅展示場への来場時にアンケートを依頼し、帰宅後に直接記入していただき、後日郵送にて回収 |
データ提供元: | 住宅生産振興財団 住宅展示場協議会 |
調 査: | (株)日本経済社 |
調査概要
◆目 的
総合住宅展示場来場者の住宅計画および総合住宅展示場の利用実態等を分析・把握すること
◆時 期
アンケート依頼 2020年8月21日~9月22日
アンケート回収 2020年8月29日~10月5日
集 計・分 析 2020年10月6日~11月2日
◆調査方法
全国32の総合住宅展示場への来場時にアンケートを依頼し、帰宅後に直接記入していただき、後日郵送にて回収
◆データ提供元
住宅生産振興財団 住宅展示場協議会
◆調 査
(株)日本経済社
地域によって、住宅展示場に行くきっかけはさまざま
総合住宅展示場に来場したきっかけを聞いたところ、全体で最も多かったのは「もともと、展示場があることを知っていたので」(34.7%)、次に「インターネットのホームページを見て」(23.0%)、「折込みチラシを見て」(20.5%)となりました。

地域別に見て行くと、北海道は「近くを通りがかったついでに」と「新聞を見て」が同率6位に入っており(10.7%)、他の地域より上回っています。
東北地区は、2位に「スマートフォンで調べて」(20.0%)、3位に「テレビを見て」(18.5%)が入りました。
関東の1位は「インターネットのホームページを見て」(30.8%)が入り、3割を占めています。また2位に「折込みチラシを見て」(28.1%)が入りました。いずれも全国で最も高い数値となっています。
「キャンペーン・イベントがあったので」は中部地区で2位(26.0%)となり、これは全国で最も高い数値です。近畿地区では3位(21.7%)に入っています。
「もともと、展示場があることを知っていたので」と答えた人が最も多かった四国・九州地区では4位に「近くを通りがかったついでに」(15.9%)が入りました。






家づくりの初期に活用される、総合住宅展示場
次に、家づくりの段階と、利用する情報源についてみていきます。
家づくりを考え始めた『初期段階』や『比較・検討段階』において、「住宅展示場」は圧倒的によく利用されています。
一方家づくりの『絞り込み・契約段階』では「営業マン」が55.5%と最も高くなっていることから、契約が近づくにつれ、営業さんの声が重視されている様子がうかがえます。
また、建築有の現場・完成済住宅も段階を経て高くなっており、住宅計画が段階を経て具体化していく様子が見て取れます。

まとめ
総合住宅展示場に行くきっかけ、家づくりの参考にした情報についての調査の結果では
・もともと総合住宅展示場があることを知っていて来場している人が多い
・関東地区はインターネットやチラシで展示場の情報を得ている人が多い
・初期段階は住宅展示場を参考に、契約が近づくにつれ住宅会社の営業さんや建築中の現場・完成済み住宅を参考にする人が増える
総合住宅展示場は、家づくりの初期段階に役立つと考えている人が多いことがわかりました。また、来場者の3分の1は、来場した住宅展示場の存在を以前から知っていたことが、来場のきっかけになっています。
もし将来家づくりを考えていて、近くに総合住宅展示場があれば、ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね。
おすすめコンテンツ
●【総合住宅展示場来場者アンケート2020】
●【全国の住宅展示場一覧】