調査から見る、住まいづくりのヒント ~独自調査から見る、2020年代の家づくり(5)~

戸建てとマンションの模型を眺める夫婦

掲載日:2021/02/15

本サイトを運営する日本経済社が行ったインターネット調査では、新型コロナウイルスの流行に伴う、家づくりへの意識の変化が見られました。

第5回は、ここまでの調査から見た、総合住宅展示場が考える「コロナ禍での住まいづくりのヒント」をご紹介します。

調査概要

目的:新型コロナウイルス感染拡大が注文住宅購入検討層に与えた影響の把握

時期:2020年10月15日(木)~18日(日)

調査方法:インターネット調査

地域:一都三県

対象:「2年以内に、注文住宅の購入・建築を検討している人」 300 名

※20-69歳

※調査会社保有のモニターから、対象条件に該当する人を抽出

コロナ禍での住まいづくりをよりよいものにするために

ここまで4回にわたり、コロナ禍での住まいづくりについてさまざまな切り口で見てきました。

第1回 コロナ禍で膨らんだ一戸建て住宅への思い

第2回 在宅勤務経験が家づくりに影響?

第3回 ステイホームで再注目、家族時間・快適空間

第4回 住まい選びもハイブリッドがニューノーマルに

新型コロナウイルスの流行拡大は、家づくりにさまざまな影響を与えていますが、このような時代の家づくりでは何を大切にすべきなのでしょうか。

今回は調査結果から導き出した、これからの住まいづくりのヒントをご紹介します。

ヒントその1:家族で過ごす快適な空間づくりを第一に考えよう

在宅時間の長時間化が浸透してきた今、改めて「家族で過ごす快適な空間づくり」という、基本に立ち返ってみることをお勧めします。

例えば、広いリビング、風通し、日当たり、収納スペース、広いキッチンなど、快適なおうち時間を作るための工夫を上手に取り入れてみてください。

ヒントその2:家族と個人、オンとオフ、利便性と環境のマイバランスをみつけよう

家族が家にいる時間が増えると、家族とつながりながらも、プライベートを確保できる空間も大切になります。

家族構成や仕事のしかたに応じて、仕事とプライベートを上手に切り替えられる工夫や、複数人数での在宅勤務を想定し、従来の形にとらわれない、自分たちなりのワークスタイルを考えてみてはいかがでしょうか。

ヒントその3:オンラインとオフライン、リアルとバーチャルを上手に使い分けよう

リアルとバーチャルを上手に使い分けることで、効率よく情報収集や打ち合わせを進めることができます。

これまでのメールやLINEによる連絡や、WEBによる資料請求に加え、住宅会社との商談やプラン提案も、一度オンラインで体験してみてはいかがでしょうか。

実際の建物を見学する際は、来場予約の上住宅展示場に行くことで、「密」を避けることができます。

変化をヒントに

新型コロナウイルスの感染拡大で、色々なことが今まで通りとはいかなくなってしまいました。新たにもたらされた変化をヒントに、これからの暮らしに思いをはせ、皆さまがすてきな住まいをつくりあげることを願っています。