住宅ローンの負担が辛い!そんな時は両親や祖父母にも相談を


住まいの購入は、人生の大きなイベントのひとつ。希望する条件に沿った家を購入するために、多くの方が資金調達に奔走しています。

長く支払いが続く住宅ローンの負担を抑えるために、ご両親や祖父母から購入資金を援助してもらうのも、多くの方がとる調達方法のひとつです。ただし、身内だからといって気軽に援助を頼んでしまうと、あとから税金の支払いに苦しむことも。親子(または祖父母と孫)といえど、大きな金額を受け取った場合は贈与税がかかります。

ここでチェックしたいのが、両親、または祖父母から非課税で家づくりの資金援助が受けられる「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」。この制度をうまく使えば、贈与税の負担を抑えることができます。

目次
非課税の最大金額1000万円、その利用条件をチェック!
「質の高い住宅」を建てると、非課税枠が大きくなる!
期間限定の特例制度なので、利用するタイミングに注意!
最大非課税枠は2000万円!? 特例制度をさらに賢く使う

非課税の最大金額1000万円、その利用条件をチェック!


この「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」制度では、両親や祖父母から住宅購入資金の援助を受けた時、その資金の一定額については贈与税が非課税になります。

「資金の一定額っていくらなの?」と気になりますね。その最大の金額は「1000万円」。ただし、この制度を利用するにあたっては、いくつかの条件があります。

まず「直系卑属であること」。これは、贈与を受け取る人が子供か孫であることが条件という意味です。配偶者の父母は該当しないので、仮に妻の両親から夫が贈与を受け取る場合、この制度は適用されません。

また、受け取る人が18歳以上、その年の合計所得金額が2000万円以下であること(※1)も条件となります。

贈与を受け取ったら、速やかに家づくりをスタートしなければなりません。贈与を受けた年の翌年3月15日までには、その贈与分全額をあてた住宅を新築する必要があります。

※1 贈与を受けた年の所得税に係る合計所得金額が2000万円以下(新築等をする住宅用の家屋の床面積が40㎡以上50平㎡未満の場合は1000万円以下)。

「質の高い住宅」を建てると、非課税枠が大きくなる!


また、この制度を利用して建てる家についても、いくつかの条件があります。

新築の場合、最大「1000万円」という非課税枠は、「質の高い住宅」を対象としています。具体的には、耐震、省エネまたはバリアフリー仕様となっていること(※2)。この条件に該当しない一般的な住宅は、非課税枠が500万円となります。

また、完成後はその家に住むことも条件とされています。具体的には、贈与を受けた年の翌年3月15日までに、その家に住む見込みがあることが申請時での条件です。翌年12月31日までに実際に居住していないと、適用が受けられなくなるので要注意です。

※2 ①断熱性能等級4以上もしくは一次エネルギー消費量等級4以上
  ②耐震等級2以上もしくは免震建物等
  ③高齢者等配慮対策等級3以上
  ①~③のいずれかに該当することが条件

期間限定の特例制度なので、利用するタイミングに注意!


上記のほか、この制度を利用するにあたって、いくつか注意したい点があります。

まず、この「住宅取得等資金の贈与税の非課税措置の特例」は、令和4年4月1日~令和5年12月31日までの期間限定の制度です。家の完成が翌年だとしても、令和5年の年末までには贈与を受けておく必要があります。また、平成21年から令和3年分までの贈与税の申告において、「住宅取得等資金の非課税」の適用を受けた場合、この制度は使えなくなるので注意しましょう。

贈与を受けた人がこの住宅を所有しない場合も、この特例の適用を受けることはできません。また、住宅を購入する場合、親族などからその住宅を取得する場合も適用されません。

最大非課税枠は2000万円!? 特例制度をさらに賢く使う


この「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」を、さらに賢く使いこなすコツがあります。

上記でご説明したように、この制度は「直系卑属であること」が条件。ただし、ご夫婦の場合、夫婦がそれぞれの親から贈与を受けることが可能です。つまり、夫婦がそれぞれの両親から1000万円の贈与を受けた場合、最大2000万円が非課税となります。ただし、購入する家を共有名義にする必要があるので注意しましょう。

また、この制度のほかにも、毎年110万円までの贈与であれば、非課税枠となります。この非課税枠と「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」をダブルで適用することもできます。

「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」を利用する場合のさらに細かい条件や申請手続きについては、国税庁のHP(※3)で説明されているので、参照してください。
特に、申請のタイミングが遅れるとこの特例を利用できなくなるケースもあるので注意が必要です。

「こんな家に住みたい」「素敵なライフスタイルを実現したい」という理想をあきらめないためにも、資産調達は家づくりの大切なポイント。ご家族ともじっくり相談しながら、納得のいく家づくりを実現してください。

※3 国税庁HP(https://www.nta.go.jp/

ハウスメーカーカタログ
モデルハウス見学予約


住まいのナビゲーターとして様々な注文住宅の相談を受けている経験から、「理想の住まいを手に入れる方法」として大切なことをお伝えしたいと思います。


マイホームを持ちたいと思うとき、住宅展示場に足を運ぶことが多いと思います。建売住宅の内覧会や実際に建てられた住宅見学会も行われていますが、それは少し敷居が高いように感じるかもしれません。

家づくりのはじめの一歩として、インターネットで情報収集ということがあります。候補のハウスメーカーがホームページで掲げているポリシーや家の性能、構造、工法、どんなスタイルの家づくりをしているのかなどをあらかじめ見ておくことが大切です。また、土地探しや現地調査、書類の手続きなど、家づくりに関連する作業をお手伝いしてもらえるのか?の情報もホームページなどで確認しておくと良いでしょう。

住まい手の状況は様々なので、ご自身にとって良い依頼先かどうかはインターネット上からでは判断がつきません。ある程度の情報収集ができたところで、ご自身やご家族についての情報を整理し、展示場や現地見学会に足を運ぶことをお勧めします。

住宅展示場で担当者と意気投合し、具体的な計画を始めたお客様からのご相談で「最初は、理想の家が建つと考えて楽しみにしていたが、計画を進めていくうちに希望を叶えるにはオプション工事が必要になったり、できないと言われたりすることがあり、この先どう進めていいのか、続けていいのかもわからなくなった。」ということがありました。このような場合は、一度立ち止まって計画を考え直すことができるチャンスだと考えてください、とお伝えしています。

また、契約前でも依頼先のハウスメーカーの作業が発生することに関しては、その中身を確認しておくことが必要です。万が一、断ることになった場合、違約金が発生する場合には、その金額だけではなく、詳細な項目も書面で交わしておくことが大切です。
相談を行っていてよく耳にすることは、「依頼先をどう選べば良いか?」「展示場に行ってはみたが、決め手がなくて迷っている」など、失敗することを怖がって前に進めないという印象です。

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家づくりの一歩を踏み出すには、「家づくりで叶えたい、絶対に外せない大切なことは何か?」という意思を持ち、依頼先になるかもしれない相手と話せる機会を得たら‘対話’をすることです。初対面で心を開いて話をするのは気が引けるものですが、ご自身の置かれている状況や家族のこと、新しい住まいに求めることなどを語らなければ、依頼先のハウスメーカーに出向いても適切な対応が得られないはずです。住まい手の情報を多く伝えるほど、依頼先からは様々な提案が引き出せますし、対話をすることで依頼先としての対応力や相性も確認できると思います。

依頼先の話を聞いたり、質問したりすることも大切ですが、「100家族あれば100通りの暮らし方」があります。それは住まいに対するこだわりも皆が同じとは言えないということです。「どんな家づくりを目指すのか」というこだわりは依頼先にとっても同じことです。お互いが、メリットやデメリットなどを受け止め合える関係を築くことが大切です。

住まいは暮らす人が違えば、全く異なる要素を持つことになります。依頼先と暮らし方について情報を共有できるよう準備しておきましょう。伝え忘れや聞き忘れがないように、ノートなどに整理してメモを取っていくと良いでしょう。

以前、依頼先のハウスメーカーに希望を伝えている段階のお客様からのご相談を受けたことがあります。「実家の隣に家を建てる計画をしており、敷地に関する作業は進めている。依頼先とこれから間取りなど家本体部分の計画をしていくにあたって準備しておきたい。」というものでした。

そこで、一緒に住まいづくりに関して考える時間を持つことになりました。住まいづくりを計画する前に準備できるのが理想ですが、計画中で行き詰まった際にも効果がありますので、是非行っていただきたいことをお伝えします。

依頼先と対話するために準備しておくべきこと
土地に関すること
建築敷地の有無・建築敷地に望むこと(居住エリアや周辺環境、方位、駐車スペースなど)を整理しておきましょう。
資金に関すること
家づくりにかけられる全体費用(土地や建物本体工事・外構・インフラ・設計・申請手続き・引っ越し・仮住まい)に関する予定をまとめておきます。
*特に建築本体工事(オプションを含む)+外構工事でどの程度の費用を考えているのか依頼先に伝えなくてはなりません。
新しい住まいに求めること
現在の住まいの情報(家族構成、間取りや動線、使い勝手、住み心地)を伝えることにより、これから計画する家のイメージがしやすくなります。どんな暮らし方をしたいか、どんな家をイメージしているのか。新しい住まいに必要だと思うことを3つ程度に絞るのが良いです。希望は多くて構いませんが、全てを満たすのは難しいでしょう。優先順位を決めておくと話をスムーズに進めることができます。
例えば「光と風が通る家」など、ご家族で住まいづくりのテーマを考えておくこともお勧めです。
スケジュール
企画、設計、工事の工程、契約や必要となる資金、支払いのタイミングは、はじめに依頼先に聞いておきましょう。さらに、依頼してからのスケジュールを説明してもらうようにします。わかりやすい説明が受けられるようでしたら、依頼先を決める際の決め手となるかもしれません。ただし、契約を急かすような言葉には気を付けてください。
家を引き渡した後のアフターメンテナンス、保証について
保険、保証、メンテナンス期間についての説明を受けるようにしましょう。
家づくりはほとんどの方が初めての経験なので、誠実で丁寧な対応が得られる依頼先かどうかを見極めることが大切です。

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「家は3度建てないと理想にならない」という文言がありますが、本当のところ生活環境の変化などで、その都度家づくりをすることになります。それが住み替えなのか、建て替えなのか、リフォームなのか。子育て時期、家族の独立、老後など状況次第で理想として建てた家も不都合が生じてくることもあります。そう考えると住まいは変わるチャンスが3度あるということも言えます。現時点で先々まで見越した計画をなどと重く考える必要はありません。

子育て世代では10年、20年先を想定した住まいという思いは大切ですが、建築予算、建築敷地に課せられた条件により、全ての希望が叶うとは限りません。現在、ご自身や家族が必要とする家のスタイルはどのようなものなのか、それはどこまで実現可能かを依頼先と対話する中で理解することが大切です。

依頼先と十分な対話ができていれば、ある程度満足のいく提案を受けることもできると思います。家が出来上がるまでには多くの人が関わります。間違いない依頼先選びが失敗しない住まいを手に入れるための第一歩です。工事着手してからも家づくりに関わる人、担当者や現場関係者とのコミュニケーションは大事で、常に相談ができる体制にしておくことが大切です。


家は暮らし始めてから本当の良さが実感できるということもありますが、それは建てる過程においてどれだけ住まい手が家づくりに参加したことを実感できたかでも決まると思います。

「失敗しない!理想の住まいを手に入れる」は家づくりの過程において依頼先との十分な対話と家づくりに積極的に参加することで、後悔ない家づくりが実現すると思います。

<執筆者>
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小林 輝子
住まいのナビゲーター、一級建築士
2008年より一級建築士事務所を設立、主宰。戸建住宅の新築、建て替え、リフォームの設計に携わる。
2008年より、一般財団法人 住まいづくりナビセンターの住まいのナビゲーター®として住宅相談、セミナー講師を担当。

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 このサイトをご覧になっている皆さんは「我が家を持つなら、ぜひ注文住宅!」とお考えの方が多いと思います。住まいは「借りる」「買う」「(実家などを)引き継ぐ」そして「建てる」と、 いくつかの選択肢がありますが、その中でも「建てる」を選択する皆さんは、実現したい希望や 具体的な要望を持っていらっしゃることと思います。
 そこで日頃、住まいの相談に対応する中でお話ししている「依頼先の選び方」についてお伝えいたします。

 注文住宅を建てる際、その依頼先には、種類があることをご存知ですか?今回は、大きく分けて3つの依頼先についてお話します。
 1つ目は、みなさんもご存知のハウスメーカーです。全国規模の大手から地域密着の中規模の会社まで様々です。主な特徴は、住宅展示場にモデルハウスがあるので実物を体感できる、カタログが豊富でCMでもよく見かけるなどが挙げられます。
 2つ目は、地域密着型で、住宅建築に特化している工務店です。地域の特性に詳しく、地元で採れる国産材を使う、または環境に配慮した自然素材を採用するといった、建築材料にこだわる会社など、個別の特徴があります。
 3つ目は、設計事務所です。あまり身近にない存在かもしれませんが、設計事務所の設計に従って、工事会社が工事をします。設計事務所の特徴は、設計と工事を別々の会社が担うことから、設計者が「建て主の代わりとなり第 3 者の目で工事をチェックする」ことができることです。

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依頼先の選定方法


 依頼先別の特徴を知っていただいたところで、次は依頼先の選び方についてです。実は、みなさんの思いのこもった新しい住まいを、できるだけ希望に沿った形で実現するには、「みなさんが家づくりに求めること」と「依頼先」のマッチングが一番重要です。ここでは選定の手がかりについてお話しいたします。

◆手がかり1    依頼先に求めること、重視する点について考える
 例えば、信頼性や将来的な安心感を重視するなら大手ハウスメーカー、国産材や無垢材など建築材料にこだわりたいのなら工務店、ミリ単位でこだわる、きめ細やかな設計を求めるなら設計事務所、といったように、みなさんが依頼先に求めることや家づくりで重視する点について考えてみてください。

◆手がかり2    予算、スケジュール、敷地条件について考える
 家づくりに掛けられる全体の期間や、仮住まいや引っ越し費用を含めた家づくりの総予算などの条件から依頼先を絞る方法もあります。設計事務所との家づくりは、打ち合わせ回数が多く、設計や工事の期間が長くなる傾向があります。じっくり家づくりを楽しみたい方にはおすすめしますが、ある程度スピード感を重視する方はハウスメーカーが良いでしょう。ただ、スペックにこだわる工務店や高度な基本性能が標準化されているハウスメーカーは、予算に余裕が必要です。一方、新築時は予算に合わせた住まいとし、資金が出来たタイミングで追加リフォームしていく、といった柔軟な対応が可能な設計事務所もあります。
 なお、狭小や変形した敷地、さらに敷地に接する道路幅が狭く、大型の工事車両が近づけないなど、敷地条件によって工事が難しい場合があります。予定敷地が該当するようであれば、依頼先選びの段階で対応の可否を確認すると良いでしょう。

大手ハウスメーカーを選ぶなら…住宅展示場活用のススメ


 お客さまからのご相談で、よく出てくるのが「ハウスメーカーの選び方がわからない」という悩みです。各社、耐震性や断熱性などは性能評価基準の数値でわかりやすくパンフレットに掲載されていますが、それだけで比較検討するのは、なかなか難しいようです。
 そんな方には「まずは構造と工法を比較してみましょう」とアドバイスしています。ハウスメーカーの構造には、木質系、鉄骨系、コンクリート系などがあり、それらは性能や価格に影響します。また、大手ハウスメーカーの中には、複数の構造がラインナップされている会社もあり、住宅展示場によって異なる構造のモデルハウスを展示していることがあります。HPやカタログなどで予習して、さらに展示場で実物を見ながら、それぞれの構造特性について質問してみると、その違いがよくわかるのではないかと思います。
 併せて、入居後、快適に住み続けるためのメンテナンスやリフォーム、将来、住み替えなどで 売却する場合のサポートなどについても質問すると良いでしょう

 このように住宅展示場は、テーマや質問項目を決めて、複数回、見学することをお勧めしています。視点をしぼることで比較しやすくなり、同じ質問に対し、どのような説明をしてくれるのかも検討のポイントとなるからです。話しやすいか、自分のイメージをすぐに共有できるか、説明がわかりやすいか、などを意識してお話ししてみましょう。注文住宅を建てるには、担当営業とのコミュニケーションは不可欠なので、相性はとても重要です。イメー ジを共有できる営業の方と出会ったら、完成するまで担当してもらえるのかも確認しましょう。

よく考え、よく話し合おう


 ここまで、注文住宅を手に入れるためのパートナー、依頼先についてお話ししました。いかがでしたでしょうか。まずは、みなさんが希望する我が家について、よく考え、一緒に住む方々とよく話し合ってください。思い描くイメージや希望はみなさんの頭の中にあり、一緒に住む方々もまたそれぞれ違うイメージを持っているかもしれません。イメージと意志の共有が大切になりますので、まずはご自身の頭の中を整理し、正確にそれらを伝えられるか、お互いに話し合ってみましょう。みんなの気持ちがわかったところで、それらを叶えるための依頼先は、どこがふさわしいのか、注文住宅の最初の重要ポイントである依頼先の選定を行っていただければと思います。

<執筆者>
田中哉子
田中 哉子
住まいのナビゲーター、一級建築士
2000年より、一級建築士事務所を設立、主宰。戸建住宅の新築、建て替え、リフォームの設計に携わる。
2002年より、一般財団法人 住まいづくりナビセンターの住まいのナビゲーターⓇとして住宅相談、セミナー講師を担当。

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何から始めたらいいのかわからない!
住まいづくり初心者はまず情報収集から!


住まいづくり初心者にとって、スタート段階ではわからないことばかり。何から始めていいのか、誰に相談すればいいのか、どんな家が自分たち家族の暮らしにぴったり合うのかもわからずに悩む方も多いのではないでしょうか。専門用語も多く、またネットや本の情報が多すぎて整理できずに、家が完成してから「〇〇にすればよかった」と後悔するケースもままあります。
「このモヤモヤした悩みに、プロからのアドバイスがほしい!」という方には、「住まいづくりナビセンター」がおすすめ。一級建築士の資格を持つ相談員「住まいのナビゲーター®」が、プロならではの視点からあなたの住まいづくりをサポートしてくれます。

公正中立な立場からアドバイス
だから安心して相談できる!


「住まいづくりナビセンター」は、専門知識を持つプロフェッショナルが「住まいのナビゲーター」として対応する相談機関。「たくさんあるハウスメーカーのモデルハウスをどうやって見学すると比較しやすいのかな?」「魅力的な住宅設備がたくさんあるけど我が家の暮らしに合うものはどれかな?」という疑問に対して、公正中立な立場からアドバイスがもらえるので、安心して相談することができます。

住まいづくり


相談を希望する方は、サイトまたはお電話で予約を。初回相談の「ナビゲーション(相談)」は無料なので、何から始めていいかわからないという方にもおすすめです。
「ナビゲーション」では「住まいのナビゲーター」がまずあなたの住まいづくりに対する希望や思いを聞き取り、状況を整理して、それに対して必要なサポートメニューを提案してくれます。このサポートメニューには、「住まいの計画書づくり(後述)」や、資金計画や税金、法律などに関する専門家相談、さらに情報提供、コンサルティングなどさまざま。きめ細やかなサービスで、安心して住まいづくりが進められます(サービスは一部有料です)。

住まいづくり

「現在の暮らし」を振り返り
「これからの暮らし」を考えた「住まいの計画書」づくりにチャレンジ


「住まいづくりナビセンター」のサポートのひとつ、「住まいの計画書づくり」は、住まいづくりを考え始めたばかりでどんな住まいがいいのかイメージがつかめない方におすすめです。
まずは住まいのナビゲーターと共に、現在の生活をふり返りながら、わが家のライフスタイルを確認。さらに、新しい住まいでどんな暮らしをしたいのかを一緒に具体化していきます。今の家の暮らしにくいところや不満、自宅での過ごし方などもここでチェック。これらから見えてくる住まいづくりのポイントやアドバイスを添えて1冊のファイルにしたものが「住まいの計画書」です。
「住まいの計画書づくり」は全3回、約5時間のサービス。このなかで「どんな住まいにしたいのか」のイメージが見えてきます。満足できる住まいづくりに大切なのは、このイメージづくり。後は、ここで見えてきた課題の解決や、求めるイメージが実現できる依頼先として、ハウスメーカーや住宅設備選びを自信を持って進めていくことができます。※「住まいの計画書づくり」のサービスは要予約・有料です。

住まいづくり

他にもこんなお役立ち情報!
セミナーや見学会で知識を増やそう


「住まいづくりナビセンター」では、他にもお役立ちサービスがいっぱい。目的に合わせて賢く使いこなすことで、あなたに必要な情報を適切に収集することができます。
例えば「住まいのきづき2プログラム(有料)」は、通信添削のスタイルで住まいづくりのアドバイスや情報を提供。遠くて通えない方、また子育てや介護に忙しい方におすすめのサービスです。
基礎知識や最新情報の収集に最適なセミナーや、ショールームの見学会などのイベントも毎月開催。具体的な依頼先探しに進みたい方には、ハウスメーカーや工務店、設計事務所など住まいづくりのパートナーとの面談をサポートする「パートナープログラム(「住まいの計画書づくり」終了者対象)」もあります。

「住まいづくりナビセンター」が行うのは、必要な情報提供、「理想の住まい」のイメージづくり、次のステップにつなげるサポート。住宅展示場やショールームに行く前に「住まいのナビゲーター」と共にイメージをしっかり固めておくことが、理想通りの住まいづくりへと繋がります。
住まいづくりの第一歩として、一度利用してみては?。

住まいづくりナビセンター
東京都中央区晴海1-8-12 晴海トリトンスクエア オフィスタワーZ 4F
☎03-5166-8300
URL:www.sumanavi.info/
平日:9:30~17:45
土日祝:10:15~18:30
水曜休館

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忙しい毎日のストレスを「家事ラク」プランで軽減

慌ただしい毎日をおくる共働き世帯にとって、家づくりでポイントとなるのはなんといっても家事効率。調理・掃除・洗濯・片づけなどがスムーズに進むプランや間取りを考えることで、日々の家事負担がぐっと軽減されます。

家事を短時間で終えることができれば家族との時間も増え、コミュニケーションもスムーズに。家族全員が楽しく過ごせるための「家事ラク」プランを考えましょう。

家族が調理と片づけに自然に参加できるキッチン

平日は忙しくて買い物に行く時間がとれない方は、食材ストックがたっぷりしまえるパントリーの設置がおすすめ。大型冷蔵庫や便利な調理家電が置けるよう、キッチンのレイアウトにも配慮が必要です。また、今や共働き家庭では食洗機が必須アイテム。大容量タイプの食洗機を採用すると、鍋などもまとめて洗えて便利です。

シンクやコンロ前のスペースに余裕を持たせると、家族が気軽に調理や片づけに参加できるキッチンに。小さな子どもがいる家庭では、キッチン前からリビングダイニングに目が届くレイアウトにしておくと安心です。キッチンから浴室や洗面室への動線もコンパクトにまとめましょう。

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洗濯の動線は重要ポイント!時短を実現するプランとは?

共働き家庭では日中、家に人がいないことが多いので、洗濯物を干す場所にも配慮が必要。外干しにこだわるなら、物干しスペースの庇を深くとり、雨に濡れない工夫を考えておきましょう。脱衣所と洗濯機、洗濯機から物干しスペースへの動線も短くまとめることで、「洗う」から「干す」までの作業がラクになります。洗濯機の付近に室内干しができるランドリースペースを確保すると、「洗う」「干す」の流れがさらにスムーズに。ランドリースペースに洗濯物をたたむカウンターやアイロン台などもセットしておけば、片づけまでの時短になります。さらに、引き出し収納ではなく「吊るす」収納スペースを多く設ければ、乾いた洗濯物をたたむ時間も大幅にカットできます。

乾燥まで行えるドラム式洗濯機が人気ですが、洗濯物が多い家庭では、短時間で乾燥できるガスタイプの衣類乾燥機があると便利。設置の予定がある方は、ガス栓をあらかじめひいておくと見た目もスマートです。

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動線上に収納庫を配置して「片づけしやすい」間取りの家にする

毎日の片づけの手間を省く収納計画も、共働きでは必須。リビング、寝室、玄関、洗面室など、物が増えがちなスペースにそれぞれ十分な収納スペースを設けることで、「片づけやすく」「取り出しやすい」住まいになります。日常の動線上に配置すると、移動しながら収納にアクセスできて便利。日々の片づけタイムの軽減となり、ストレスも減るはずです。また、日々の生活の中でも特に慌ただしくなる朝の出勤時間や、早くリラックスしたい帰宅後の動線のために、ウォークイン・ウォークスルークローゼットを作るのも、効果的でしょう。

「片づけしやすい」間取りの家イメージ

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新居にウォークインクローゼットを設置する際の注意点

日中人がいない事が多い共働き世帯なら、宅配の受け取りボックスがあると便利。小さなお子さんがお留守番をする事を考えると、ホームセキュリティについても配慮が必要です。

家事の手順や家での過ごし方は、家庭によって異なります。わが家に合ったプランや間取りを考えることが、「家事ラク」な家を建てる第一歩。各ハウスメーカーも「共働き」「家事ラク」をキーワードにしたカタログを製作しているので、ぜひ請求してアイディアをチェックしてみましょう。

◆共働き家族の生活をサポートする住宅、ご覧ください!◆

共働き夫婦向けの住宅カタログを一括請求できます

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光と風が通る快適な空間を3階建てプランで実現!

都市部で多く見かける3階建ては、コンパクトな敷地に広い居住スペースを確保できるのが最大の魅力。土地から購入する場合は土地の購入価格を抑えることができるので、その分建物の予算に回すことができます。

また、都市部では住宅が密集していて採光を確保するのが難しいケースもありますが、3階建てにして2階や3階にリビングを配置する間取りにすることで、日当たりのよい居住空間を実現することも可能。1階に自然光がさし込まない場合は上階から光を落とすプランにすることで、程よく明るく仕上がります。

都市部でも見晴らしのいい快適リビングが手に入る

3階建ての住まいの場合は、特に3階からの見晴らしがよく、隣家からの視線が気にならない空間も実現。思い切って3階にリビングを配置すれば、カーテンを開けたまま開放的に過ごせる空間になります。景色のよい3階に広めのバルコニーを配置するのも人気のプラン。プライバシーを保ちつつ、ゆったり過ごせるアウトドアリビングとして過ごせます。

階段での移動が増えるのが気になる方は、ホームエレベーターの設置を検討してみては。最近はコンパクトな家庭用ホームエレベーターも登場しているので、省スペースで設置できます。予算的に難しい場合は、設計士に相談してエレベーター用のスペースを確保しておけば、将来的にリフォームで設置することも可能です。

室内イメージ

デメリットもプランで克服!3階建てを快適にする秘訣

「3階建ての家は1階の日当たりが悪くて寒いのでは」という声も聞かれますが、建物の気密性や断熱性を高めれば、快適な室内環境をキープできます。日当たりが気になるなら、思い切って1階にインナーガレージを設置するのも一案。狭小地でもガレージを設置できるのも、3階建てプランのメリットのひとつといえるでしょう。

また、1階に大型クローゼットを設置するプランなら、日当たりにも影響されず、住まいの利便性がアップ。家じゅうの収納を1階にまとめることで、2階、3階のすっきり空間をキープできます。

3階建てのプランとアイデアをハウスメーカーのカタログでチェック

夢がふくらむ3階建てですが、敷地によっては法規制で建てられないケースもあるので要注意。斜線制限などでプランが限定されることもあるので、土地から購入する場合は用途地域や容積率の確認が必要です。ハウスメーカーへの依頼を検討しているなら、土地の購入段階から相談するのもおすすめです。

「便利な都市部の駅チカに住みたい」という方が増えている今、3階建ては人気のプランのひとつ。各ハウスメーカーが3階建てをテーマにしたカタログやプラン集も製作しています。特にプラン集は「こんな家もできるんだ!」と参考になるので、3階建てを検討している方はぜひチェックしてみて。気になるハウスメーカーのカタログをどんどん請求してみましょう。

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3階建てのカタログや実例集を一括請求できます

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コロナ禍で家のトレンドが変わる?リモートワークのしやすい家とは

コロナ禍を機にライフスタイルは大きく変化し、家づくりにもその影響が出ています。コロナ禍前は「家族の気配が感じられる開放的な住まい」が家づくりのトレンドでしたが、家族の誰かがリモートワークへの参加が必要になると、仕切りのない間取りではプライバシーを保つことが難しく、生活音が仕事の障害になることも。これから家づくりを考える方は、家で仕事や勉強をするシーンを想定したうえでプランを考える必要があります。

独立した書斎が理想!防音に配慮してさらに快適に

大きなダイニングテーブルがあればノートパソコンや資料は広げられますが、定期的にリモートワークをする予定があるなら、仕事専用スペースがほしいところ。特に、頻繁にWeb会議に参加する場合は、コンパクトでも仕切りのある書斎をつくるのが理想的です。

家で仕事をする時は、家族の声やTVの音も気になりますが、予想以上に響くのが窓の外から聞こえる騒音です。仕事に集中するためには、防音がしっかり施されているかどうかもポイントに。また、まだ子どもが小さく、仕事中でも家族が何をしているか気になるなら、書斎にリビングやダイニングの様子を見ることができる室内窓を設置するのもおすすめです。

室内イメージ

デッドスペースを活用すれば書斎コーナーは作ることができる

スペースの都合上書斎をつくることができなくても、デッドスペースを利用してデスクを設け、在宅勤務のための書斎コーナーを設けることは可能です。 例えば、収納に活用することが多い階段下スペースにデスクを設置すれば、まわりが囲まれ、落ち着いた雰囲気の書斎コーナーが完成。階段を上がった2階の廊下にフリースペースを設け、家族共有のカウンターデスクを設置するのも人気のプランです。

キッチン横にカウンターを設置すれば、家事と仕事の両立もスムーズに。廊下の幅を広げ、壁に沿って奥行の浅いカウンターデスクを設置すると、意外に静かな書斎スペースが確保できます。

室内イメージ

仕事がしやすく目も疲れない窓の配置と照明の選び方

仕事に集中できる書斎スペースを作るには、採光が大切になります。例えば、仕事や勉強に集中するためには、「白昼色」タイプの照明がおすすめ。あらかじめ照明を設置しておけば、デスクランプを置くスペースも不要です。

また、意外に気になるのが窓から入る自然光。特にパソコンを使用する場合はモニターに窓からの光が当たらないよう、デスクの配置に配慮が必要です。モニターを窓の前に置くと窓に向かって仕事をすることになり、「まぶしくて仕事がしにくい」となりかねないので避けた方がベターです。

コンセントや配線に配慮してデスクまわりをすっきり!

パソコンはもちろん、プリンターやスキャナーを使用するなら、コンセントも多めに設置しておくと「たこ足配線」が避けられます。今や家庭に1台は必須となりつつあるルーターと併せて、PC機器に必要なスペースを確保しておけば、空間にすっきり納まります。

とはいえ、家のスペースは決まっており、必要なスペースが必ず確保できるとは限りません。そんな場合はコーナーにデスクを置き、家族のスペースと仕切ることができるロールスクリーンを天井に設置するだけでも、集中力はアップするはずです。「このスクリーンが下がっている間は仕事中」など、家族と話し合ってルールを決めるのも大切です。

仕事のスタイルに合わせた書斎やデスクコーナーを作ることは、家族全員が心地よく過ごせる大切なポイント。各ハウスメーカーもさまざまなプランやアイデアで在宅勤務が快適になる住まいを提案しています。家づくりを考えている方は、リモートワークをテーマにしたカタログもぜひチェックしてみてください。

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土地購入のコストを抑えてあこがれのエリアに住む

一般的に、狭小住宅やコンパクトハウスといえば、10~20坪程度の狭小地に建てた家を指します。最近は通勤・通学に便利な都市部や、買い物などに便利な駅近エリアを好む方が増えているため、土地の購入コストが抑えられる狭小住宅は注目度が高いスタイル。予算内であこがれのエリアに住みたい方に好評です。

「居住スペースが限られる」「近隣の住宅が密集していると日当たりが悪くなる」といった狭小住宅のデメリットも、さまざまなプランやアイデアでカバーできます。

スペースが限られた空間を快適に見せる間取りのポイント

コンパクトな空間を広く見せるポイントは、視線の広がり。壁で仕切ってしまうと目線が遮られるため、どうしても狭く感じてしまいます。仕切り壁や不要な廊下をできるだけなくし、部屋を細かく区切らずひと続きになる間取りにすることで、狭小でも空間が広く感じられる住まいに。また、リビング内にスケルトン階段を設置するプランも、視線の抜けや採光が確保できると人気です。

各室の高さを半階ほどずらしながら縦に連続させるスキップフロアプランは、必要なスペースを確保しながら視線の抜けも確保して空間を開放的に見せるため、狭小住宅・コンパクトハウスでよく採用される間取りです。また限られたスペースを効率よく使うためには、収納計画も重要。各室に必要な収納スペースをしっかり確保することで、コンパクトでも暮らしやすい空間に仕上がります。

狭小室内イメージ

上や外へ視線を逃して限られた空間を広く見せる

上や外へ視線を逃すのも、空間をより広く見せるプランのひとつ。例えば、上部に吹き抜けをつくれば視線が上に抜け、閉塞感を解消できます。

さらに、天窓やハイサイドライト(部屋の高い位置につける窓)を設ければ視線が外へと広がり、開放感がアップ。住宅密集地でプライバシーを守るのが難しいエリアでも、天窓やハイサイドライトをうまく設置すれば、外からの視線を遮りつつ外部との一体感が感じられる住まいになるでしょう。「採光の確保が難しい」という住宅密集地ならではの狭小住宅・コンパクトハウスのデメリットも、天窓やハイサイドライトで解消できます。

建築費が高くなる!?狭小住宅のデメリットとは

特に都市部で狭小住宅・コンパクトハウスを考えている場合、注意したいのが建築費。工事中の工事車両の駐車スペースや資材置き場を確保するために、予想外のコストがかかることがあります。隣家が近接していて足場などがうまく組めず、工事期間が長くなってしまうケースもあるので、プラスαの出費を見越して予算を立てましょう。隣家が近接している敷地では、エアコンの室外機スペースを確保できるかどうかも要チェックです。

デメリットをメリットに変えるプランをカタログでチェック

「狭小住宅では家族間のプライバシーの確保が難しい」という声もよく耳にしますが、コンパクトな住まいに暮らすことは、家族のコミュニケーションがとりやすいというメリットがあります。家族の気配が感じられる住まいは、子育て世代にもおすすめです。

狭小ならではのデメリットはありますが、敷地やライフスタイルに合わせたプランニングで、快適な住まいにすることは十分可能。各ハウスメーカーが狭小住宅をテーマにしたカタログでさまざまなプランや工法、アイデアを紹介しているので、ぜひプランニングの参考にしてみてください。

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家事ラク&子育て世代にも人気 イマどきの1階建ての家事情

平屋(1階建て)といえば「広い敷地が必要」というイメージが強く、土地の事情を考慮して平屋のプランを避ける方が多いかもしれません。でも実は平屋は2階建てや3階建てにはないメリットがあり、プランしだいで暮らしやすく魅力的な住まいを作ることができます。

平屋のメリットのひとつに、まずコンパクトな動線があります。階段を使った縦の移動が不要なので、洗濯などの家事動線に無駄がなくなり、日々の作業がスムーズに。特にまだ小さい子どもがいる家庭では、「家中どこにいても子どもに目が届く」と好評です。ワンフロアの段差をなくしてバリアフリー仕様にすれば、祖父母世代も安心。掃除もぐっとしやすくなります。

戸外を身近に感じながら快適に過ごせる平屋のメリット

庭や戸外との行き来がしやすく、自然との一体感が感じられるのも平屋のメリットのひとつ。庭に向けて大きな窓を設置すれば、室内にいながらにして戸外で過ごしているような開放感が味わえます。リビングの床とフラットにつながる大きなデッキを配置して、自由に行き来できるようにするのもおすすめのプランです。

平屋室内イメージ

プライバシーが気になる時は、建物をコの字型やL字型にして中庭を配置。外塀で囲めば視線も気にならず、ゆっくりリラックスできる住まいになります。L字型にすることで、住まいの中でも程よい距離感が演出できるでしょう。

天井のデザインにこだわってコンパクトな空間を魅力的に

コンパクトな住まいも多い平屋プランですが、天井の形状を高くとることで空間を広く見せることが可能。屋根の形状に合わせた勾配天井にして、スタイリッシュに演出するのもおすすめです。周囲に建物があるエリアでは、天窓やハイサイドライトを設置すれば自然光がさし込み、より快適に過ごせます。

平屋の家のデメリットは何?家を建てる前にココをチェック

1階建ての住まいで必要なスペースを確保するためには、2階建て・3階建てに比べて広い敷地が必要となりますが、敷地をうまく使うことで光がさし込み、風が通り抜ける快適な空間にすることができるでしょう。またすべての居室が1階にあるため、防犯面での配慮も必要です。

また、シンプルな平屋は耐震性が高いというメリットがありますが、水害の際の被害を考えて、建設予定地のハザードマップは要チェック。万全の対策を施すことで、長く安心して暮らせる住まいになります。

理想の平屋を建てるために平屋のカタログをチェック!

一般的な2階建ての住まいに対し、個性的で開放的な家にすることもできる平屋の住まい。こだわりのある方やオリジナリティの高い家を建てたい方は、ぜひ検討してみましょう。敷地や環境の条件が合うケースなら、きっとすばらしい住まいをつくることができるはずです。

最近は「家族のコミュニケーションがスムーズになる」「自然が身近に感じられる」と平屋の人気も高まっており、各ハウスメーカーも力を入れています。平屋をテーマにしたカタログも揃うので、平屋プランを検討している方はぜひチェックを。光の入り方や間取りなど参考になるアイディアが充実しているので、ハウスメーカーに請求してみましょう。

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世代の異なる家族が一緒に暮らす二世帯住宅は、家族にとってメリットもデメリットもあります。

最近増えている共働き家庭にとっては、親世帯に気軽に子どもの世話を手伝ってもらえるという大きなメリットがあります。また、親世帯が介護を必要とするようになった時は、近距離だからこそストレスなくケアできます。

ただし、子育て世代とリタイア世代が一緒に暮らすと、生活時間のズレがトラブルの原因になることが多いようです。また水まわりなどの設備が2世帯分必要となるため、1軒の家を建てるよりコストも高くなりがちです。

二世帯住宅を考えている方は、2つの家族の生活スタイルをしっかり確認して、自分たちに合ったプランを選択しましょう。

二世帯のプライバシーを守る「完全分離型」プラン

二世帯住宅のプランは、主に3つあります。1つ目の「完全分離型」プランは、建物の中で2つの世帯が完全に分離しているのが特徴。フロアごとに分かれている場合と、建物を左右に振り分けて使うケースがありますが、各世帯が独立した玄関や水まわりを持った「共同住宅」のようなスタイルです。世帯ごとのプライバシーが保たれているので、二世帯で生活時間がずれていてもストレスなく暮らせるというメリットがあります。また、将来的に子世帯だけになった時も、スムーズに賃貸併用住宅へと移行できます。ただし、設備がすべて2世帯分必要となるので、建築費用は高くなりがちです。

育児や介護のヘルプがスムーズになる「完全同居型」

ひとつの住居を二世帯で共有する「完全同居型」プランは、玄関やキッチン、水まわりもすべて共有するのでコストは抑えめ。空間をより広く使えるというメリットもあります。電気やガス、水道といった光熱費を一世帯分にまとめれば、月々の基本料金も低く抑えられるでしょう。

ただし、世帯ごとのプライバシーを保つことはやや難しく、「リビングで孫の友人が遊んでいるとくつろげない」「親世帯の来客中はキッチンが使えない」といった声も聞かれるので、それぞれの世帯にミニキッチンやサブリビングを確保するなど、生活スタイルに合った配慮が必要となります。

程よい距離で程よく仲良し「部分共有型」プラン

3つ目の「部分共有型」プランは、各家の生活に合わせ、住まいの一部だけを共有するスタイルです。

コストのかかる水まわりを共有する「部分共有型」プランはよく見られますが、二世帯の生活時間がずれている家庭では、トラブルの素になるので要注意。玄関だけを共有するプランは、互いの気配を感じつつ、程よい距離感で過ごせます。最近は、二世帯の交流スペースとして、共有のインナーテラスやプレイスペースを中間スペースに配置するプランも人気です。

二世帯住宅はプランによっては税制の優遇もあり、相続の際に特例措置として減額されるケースもあります。家づくりを進める前に、プランや登記内容について詳細を確認しておきましょう。また親世帯の土地に二世帯住宅を建てる時は、あらかじめほかの兄弟と相続について確認を。「親しき仲にも礼儀あり」で、家族間でもお金のことをしっかり確認しておくことが、トラブルを避ける秘訣です。

ハウスメーカー各社では、さまざまな2世帯住宅のプランを提案しています。当サイトでは2世帯住宅のカタログを一括請求できますので、自分の家族にあったプランを検討するのにぜひお役立てください。

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